血圧(心臓から脳や筋肉に送られる血液が血管壁に与える圧力のこと)が正常範囲よりも高い状態のことを指します。一般的に上腕動脈で測定し、収集時は140mmHg以上、拡張時は90mmHg以上と定めています。血圧は常に変動し、日中・冬季は高く、夜間。夏季は低くなります。
原因は、肥満;飲酒量の多さ;ストレス;運動不足;野菜・果物不足;喫煙などが考えられます。
放置しておくと血管壁への圧により動脈硬化が生じて脳出血;脳梗塞;大動脈瘤;心筋梗塞等の原因になります。また高い血圧が維持されることで心臓に負担がかかり心臓肥大がおこり心不全につながります。
対策は、①減塩:塩分が過剰になると体内に水分が貯まり、血液量が増加することで血圧上昇になってしまいます。②適度な運動:血流の改善や肥満防止に寄与します。③肥満予防:血圧が上がり心臓に負担をかけて動脈硬化にもつながります。④外気温:急に身体を温度差の激しい場所にさらすと血管が収縮し血圧があがります。⑤禁煙:喫煙による血管が収縮、血液の流れにくくなり動脈硬化の原因へ。⑥過剰な飲酒:血圧上昇につながり心臓や肝臓に悪影響があります。⑦排便時:トイレで無理な力みは避けましょう。⑧睡眠:十分な休養を取ってストレスを残さないようにしましょう。