人間の心臓には4つの部屋があり順に血液が流れており、各部屋の間にはドア役目をする「弁」があります。この病気は「弁」が加齢、感染症、外傷、先天的な問題等により正常に機能しなくなることで、心臓の機能に重大な問題を引き起こします。
「弁」の開きが悪くなると血流が低下し、逆に「弁」の閉じが良くないと血液が逆流してしまうことがあります。下記は血液の流れを示したものです。
▷全身(大静脈)⇒【右心房】→[三尖弁]→【右心室】→[肺動脈弁]→肺動脈→肺→肺静脈→【左心房】→[僧帽弁]→【左心室】→[大動脈弁]⇒全身(大動脈)この4つの弁の中で問題になるのは、大動脈弁と僧帽弁です。
診察時の聴診や心電図異常で指摘されることが多く、詳細は心臓超音波検査(心エコー検査)が必要になります。