咳だけが長く続いてしまう経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この状態を慢性咳嗽(まんせいがいそう)と呼んでいます。①風邪が完治後、咳だけが治らない(8週間以上)ケース。②痰に血が混ざったり胸の痛みがある。③咳が疲労やストレスを感じるようになった後で出る様になった。④「ゼーゼー」音や呼吸困難は無く、単に咳が出る。以上の四つ症状が特徴です。一か月近くも咳が続くため、時として結核に罹ってしまったと勘違いされる方もおられます。
慢性咳嗽の約半分程度を占めるのは「咳喘息」と呼ばれるものです。これは「ゼーゼー音」や呼吸困難が無く、気道が過敏になっているので気管支拡張薬により解決します。しかし、他の原因としてアレルギーや副鼻腔炎、呼吸器の大きな病気に関連する場合もありますので、御相談頂ければと思います。
治療はアレルギーとの関連から、内服薬、気管支拡張薬、吸入ステロイド薬から選択致します。本格的な気管支喘息にならないように、この段階でしっかりと治療する事が大切です。